9月20日、各分野の第一線で活躍されている方と大村知事が直接、県政について語り合う「大村知事と語る会」が開催されました。今回のテーマは、「芸術・文化の振興-『芸術・アート』のあいち-」。全国障害者芸術・文化祭からも、キュレーターの稲波伸行さん、車いすダンス名古屋ビバーチェの寺田恭子さんにご参加いただきました。
寺田さんからは、車いすダンスには重度の障害のある方も参加していることや、その人なりの表現や様々な美しさがあること、そしてその可能性が広がっていくところに、車いすダンスの面白さや奥深さがあるとのご紹介をいただきました。
また、稲波さんからは、今回の全国障害者芸術・文化祭、そしてアートを通して、障害のある方とない方との距離を縮めるきっかけにしたい、そのためには、アートという共通言語を使って、幼年期からアートに触れることで、その垣根を低くすることが重要ではないかとのご提案をいただきました。
この他にも、伝統芸能、アートを通じたまちづくり、鑑賞者の問題、若い世代の活動への支援など、それぞれの方の活動分野を踏まえた幅広いお話が展開されました。
そして最後に、大村知事から「文化は人間の営みそのものであり、人を感動させることは人にしかできない。アート、芸術に触れる場や機会を作っていくことが大切」とのコメントともに、全国障害者芸術・文化祭についても、「多くの人に知っていただき、サポートも含めて多くの人に参加してもらいたい」との発言がありました。
今年の愛知県は、あいちトリエンナーレ2016、第31回国民文化祭あいち2016、そして第16回全国障害者芸術・文化祭あいち大会が開催される「芸術・アートの年」。全国障害者芸術・文化祭も、あいちの芸術・アートを盛り上げていきます!
(Y.S)