愛知芸術文化センターでは、県内外で活躍するアーティストの作品を紹介する紹介作品展をはじめ、企業の取組を紹介するアティックアート展、あいちアール・ブリュット優秀作品特別展、12月7日からは、東京藝術大学との連携により「触れる絵画・彫刻」などを開催。
センター内では、12階と地下2階のアートスペース(展示室)だけでなく、11階の展望回廊や地下2階の通路など、建物の空間を生かした展示を行いました。
紹介作品展
紹介作品展では、12階の展示室をはじめ、公共空間も使って、39名の作家の作品を展示しました。
展示室では、放浪画家として有名な山下清さん、沼祐一さん、山本良比古さんと、歴史を振り返りつつ、県内外で活躍するアーティストの作品を紹介。水上卓哉さんの7メートルもある大きな絵画や、勝部翔太さんや鈴村勇貴さんの数センチ、数ミリの作品、磯崎亮さんの愛らしい動物の絵画や、奈良朋紀さんや岩瀬由晴さんの「何だこれは?」というオブジェ…等々、多彩な作品をご紹介することができました。
また、東健次さんの作品の背景となる窓の外には、大きなモニターを設置。作品がおかれている「陶芸空間『虹の泉』」の様子を映像で紹介しました。また、VRスコープでも、「虹の泉」の空間を体験していただきました。
11階の展望回廊では、名古屋の街を見下ろせる空間に、鳥瞰図的な視点の辻勇二さんの作品、地下2階の通路には、川上建次さんや舛次崇さんの力強い作品、コーナーには黒い空間の演出で澤田真一さんの陶芸作品、遠くからも見通せる地下1階のコーナーには、大きなマネキンなど、愛知芸術文化センターの空間を生かした展示も試みました。
いくつかの作品の横にはタブレットを設置し、作品制作の様子や他の作品などを動画で紹介しました。動画を通して、作家や作品についてより深く知っていただけたら幸いです。
*タブレットキャプションについては、こちら。