この大会の開催に当たって、皆様が安心して会場にお越しいただき、大会を楽しんでいただけるよう、バリアフリーを意識した大会づくりをしてきました。
まず、事前準備として、最寄りの地下鉄から会場までの段差のないバリアフリー経路会場内におけるバリアフリー状況(駐車場、トイレ、エレベーター等)も調査し、事前に大会ホームページで情報提供してきました。
また、ボランティアの皆様には、簡単な手話講座、ガイドボランティアの方には加えて筆談研修を受けていただきました。手話講座では講師の先生に続き、実際に初めて手話をやってみて、とても楽しそうです。
大会期間中は、各会場の総合インフォメーションに手話通訳者を常時配置するとともに、舞台・ステージ発表では手話通訳者と要約筆記者、さらに講演会では磁気ループも配置しました。
また、車いすを使用している方、聴覚や視覚に障害のある方も大会を楽しんでいただけるようなプログラムも沢山ご用意いたしました。
愛知芸術文化センター10階では、11階の展望回廊の展示空間をVRスコープにより360度映像でお楽しみいただけるVR体験コーナーを設け、10階にいながら11階の空間を体験していただきました。11階には階段でしか行くことができないのですが、11階での展示作品の一部を10階でも展示し、実際の作品も直にご覧いただけるようにしました。
*VRスコープでご紹介した360°映像はこちら。
また、12階のアートスペースE・Fでは東京藝術大学協力のもと、「触れる絵画・彫刻展」を開催。表面の絵の具の凹凸まで表現されたゴッホやセザンヌといった世界の名画や、敦煌やアフガニスタンなどの文化財、浮世絵などに実際に触れることができる展示です。普段は資格で楽しむ絵画に触れた感じはどんな感じだったでしょうか。
新しい作品の楽しみ方をご紹介することができたのではないかと思います。
この大会をきっかけとして、障害及び障害のある方に対する理解がより一層深まれば幸いです。