アート活動は福祉を変えるかもしれない!
今週末に迫ったプレイベント「ざわめく、きらめき、あいちのアート」でのトークイベント「アート活動は福祉をどう変えたか」。ゲストでお迎えする山下さんを訪ねて滋賀県のやまなみ工房を訪れました。
すでに福祉施設のアート活動という枠を超え、世界で、多ジャンルで活躍する日本の代表的な施設でもあるやまなみ工房。滋賀県の近江八幡から車を一時間ほど走らせた小高い山の上にあり、近づくにしたがい不思議な緊張感がありました。
うわさはよく聞くし、作品はあらゆるところでお目にかかる。最近はファッション界でも名を馳せ、施設長の山下さんは奇抜な印象。緊張のもとはそんなところにあったのですが、いざやまなみ工房の扉を開け一歩中に入ると、そこはとにかく温かな空気に包まれたところでした。
この空間から無数に生み出される作品も、やまなみ工房が長い間築いてきた穏やかに過ごすことのできる空間と職員の愛と根気があってのことであることが、徐々に分かっていくわけです。そしてアートが福祉を変えるヒントがたくさんありました。何より施設長はじめスタッフの皆さんの丁寧な対応には本当に驚かされました。
さて、そんなやまなみ工房のこれまでの取り組みを施設長の山下さんから生で聞ける貴重な機会が今週末に岡崎市内(ギャラリー葵丘)でありますよ。ぜひお越しください。また、これからアートに取り組もうとする施設の方も必見です。もちろん、機会があればぜひ滋賀までお出かけください。
山下完和さんのトークイベントについては、こちら。
*写真は、許可を取って撮影したものです。
(Y.M)